2020年07月25日

①見た目もカッコよければ中身はもっと凄いロレックス!Ref.116264編 三条河原町店

みなさまこんにちは、チケット&ブランドリサイクルトーカイ三条河原町店の坪井です。

 

今回はお買取り商品のご紹介ではなく時計コラム風に書いてみました。

 

 

時計に限らず限定と付くものには何か魅力を感じます。

しかし、限定品と呼ばれる物に必ずしも人気があり、価値が高いといったことが全てに当てはまるかというとそうではないような気がします。

今回ご紹介させていただくロレックスの時計は発売当初から特に爆発的な人気になることなく後に生産が終了したモデルです。発売から16年が経った現在も一定の人気を保ちながら中古市場でしばしば見かけるこの時計。

好きな人は好きなモデル。

もちろん私も大好きな時計です。

 

本日ご紹介させていただく時計は

ロレックス(ROLEX) 

デイトジャスト ターノグラフ

Ref.116264 です。

 

こちらのモデルは2004年に発売され2013年頃に生産終了となりました。今となっては限定モデルということになります。ターノグラフの前モデルはサンダーバード(Ref.16264)ですが実は1953年に初代ターノグラフ(Ref.6202)が登場しています。この初代ターノグラフはロレックス初の回転ベゼルを搭載したモデルで実はロレックススポーツモデルの原点とも言われています。確かに見た目はサブマリーナに似ておりまして後に登場したターノグラフとは全く見た目が異なるモデルです。

2004年に登場したターノグラフはデイトジャストを主体とした作りになっており、秒針、デイト表示が赤色であることが特徴です。(後に日本国内のみ限定300本で緑の秒針、デイト表示のモデルも発売されました。)文字盤はブラック、ブルー、ホワイトをはじめとする全6種類、ブレスは5連のジュビリーブレス、3連のオイスターブレスの2種類、ケースとブレスがイエローゴールドとステンレスのコンビのものもあります。

ベゼルはフルーテッドベゼル仕様になっておりスポーティさとラグジュアリーさの両面を兼ね備えた外見となっています。3連のオイスターブレスのタイプはよりスポーティさが増しています。

デイトジャストのインデックスは様々な種類がありますが、ターノグラフのインデックスはバータイプのみです。

その他それまで販売されていたデイトジャストとの大きな違いは回転ベゼルを搭載していることです。前モデルのサンダーバード(Ref.16264)が今手元にありませんので、今回はデイトジャストRef.16233との比較も加えながらターノグラフの魅力に迫りたいと思います。

 

【双方向回転ベゼル】

ターノグラフという名称は回転ベゼルと大きく関係しているのをご存じですか?文字盤にも表記されております「TURN-0-GRAPH」。これはベゼルが回転し0に戻ることを意味しています。

 

ターノグラフに搭載されている回転ベゼルは主に経過時間の計測ができます。

計測の仕方は簡単です。ですが意外と知らない方が多いので記しておきます💦

1 計測開始時にゼロマーク▼を分針に合わせます。

2 その後は分針が指す回転ベゼル上の目盛りを読み取れば経過時間がわかる仕組みになっています。

 

※ISO(国際基準化機構)、JIS(日本工業規格)に則ったダイバーズウォッチは誤作動防止の為、反時計方向にしか回転しません。因みにロレックスのサブマリーナも反時計方向にしかベゼルは回転しませんね。

今回は経過時間の計測に使用する回転ベゼルを紹介しましたが、ベゼルの機能は時計によっていくつもの種類があります。ヨット計測、タキメーター、時差換算、スカイスポーツ、モータースポーツなどベゼルにもいろいろあります。

ターノグラフの回転ベゼルは双方向に回転するのが特徴です。

 

【ブレスレット】

先に記した通り、ターノグラフのブレスレットは5連のジュビリーブレスと3連のオイスターブレスの2種類があります。今回はジュビリーブレスのタイプをご紹介します。

2004年に誕生したターノグラフはデイデイトでお馴染みのプレジデントブレスが採用されている点、これが話題になりました。

デイトジャスト Ref.16233と比較してみます。

 

デイトジャスト ターノグラフ Ref.116264

 

デイトジャスト Ref16233

 

プレジデントブレスはラグジュアリー感が増したように見えますね。

 

【肉厚なコマ】

2004年のターノグラフ発売当時、コマの形状が変わったことも話題になりました。横から見たときのコマの空洞がターノグラフにはありません。Ref.16233と比較すると肉厚なコマであることが確認できます。肉厚になったことで強度、耐久性が向上しました。

デイトジャスト ターノグラフ Ref.116264

 

デイトジャスト Ref16233

 

【表面仕上げの違い】

Ref.16233は表面がヘアーライン仕上げですが、ターノグラフは鏡面仕上げとなっています。コマもそうですが全体的にボリュームのある形状であることもターノグラフの特徴です。

 

デイトジャスト ターノグラフ Ref.116264

 

デイトジャスト Ref16233

 

【ムーブメントが凄い】

内部の機械cal.3135を搭載している点はデイトジャスト Ref.16233、ターノグラフ Ref.116264ともに共通しています。cal.3135はその高い精度や機能性から時計業界では完成度の高い非常に優れたムーブメントとして評価されています。

ロレックスの時計には多くの魅力があります。

ロレックスというブランド力や資産価値の高さといったものが挙げられると思います。

私が一番魅力を感じる部分、それは中身です。ムーブメントの凄さに魅力があります。

cal.3135はロレックスの中でも定番ムーブメントと言われており、日付けのついたメンズ時計用ムーブメントとしてサブマリーナデイトやデイトジャストなど多くの3針メンズモデルに搭載されています。

どこに凄さがあるのか?それは精度と耐久性に凄さがあると言われています。

定期的なメンテナンスさえ行っていれば精度を保ちながらずっと使い続けることができる時計であると私自身本当にそう思います。

精度が高い理由には巻き上げ式のヒゲゼンマイが挙げられますがゼンマイについてはまた後日のブログで書きたいと思っています。

 

ということで今回は耐久性に関係するお話しを。

写真でもわかりますが、裏蓋を開けた時に見える2つの赤い歯車。この赤い歯車がロレックスの持つ耐久性に大きく関係しているのをご存じでしょうか。

リバーシングホイールと言われるこの2つの赤い歯車。

自動巻き式の時計には腕の動きに反応して動くローターという部品があります。ローターが腕の動きに反応して回りゼンマイが巻き上がる仕組みになっています。リバーシングホイール(2つの赤い歯車)にはローターの動きをゼンマイまで伝える働きがあります。腕の動きに反応して動く歯車であるリバーシングホイールはもちろん時計を使用し続けると摩耗する可能性があります。ロレックスはその摩耗を軽減すべくリバーシングホイールにレッドアルマイト処理を施しています。アルマイトはアルミニウムに施す陽極酸化処理のことを言います。この処理が歯車の摩耗を防ぎロレックスの耐久性をより強くしていることは言うまでもありません。

ロレックスの2つの赤い歯車にはこのような働きがあるんですね。量産品でありながらも内部に高い精度と耐久性を持たせることができるロレックス。優れたムーブメントとして評価をされている理由がしっかりあります。

 

見た目も中身も優れているロレックス。部品ひとつひとつにこだわりが感じられますね。

 

いかがでしたでしょうか。最後はターノグラフの魅力というよりロレックスの魅力について書いた感じになりましたが・・・。実は「ロレックスは中身が本当に凄いんです」というのが伝われば幸いです。

 

 

最後に、お買取りの告知もしておきます。💦

チケット&ブランドリサイクルトーカイ三条河原町店ではロレックスの時計を大募集しております。

ご不要になりましたロレックスの時計はお見積りだけでも大歓迎です。

お気軽にご来店ください。

バイヤー一同みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

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