世界的人気!高い実用性!壊れにくい!ロレックスが高く売れる理由はいろいろあります! 三条河原町店
みなさまこんにちは、チケット&ブランドリサイクルトーカイ三条河原町店の坪井です。
ロレックス人気は衰えることなくお買取り相場は高水準を維持し続けています。
ロレックスの時計は世界中で高い人気を誇り、現在も正規販売店でスポーツモデルを目にすることはほぼ無く、特に人気のデイトナ、サブマリーナーなどが購入できた方は相当運が良い人だと思います。
この供給が需要に追いついていない状況はこの先まだまだ続きそうですね。
ロレックスの人気の高さはお買取り価格にしっかり表れています。
その人気の一つに壊れにくいことが挙げられます。
定期的にオーバーホールさえ行っていればずっと使い続けることができる機械式時計としてロレックスの耐久性の強さはピカイチであることが広く知られています。
優れた耐久性の秘密はロレックスの自社開発によるムーブメントによるところが大きく、今回はロレックスのムーブメントについて書いてみたいと思います。
今回ご紹介しますのはCal.3130の後継として1989年に誕生したロレックス(ROLEX)のメンズ用三針モデルに多く採用されているムーブメント Cal.3135 です。Cal.3135はデイト付きムーブメントとして後に開発されたCal.3136、Cal.3186のベースになっています。
今でこそ最近のモデルには「パラフレックス・ショックアブソーバー」、「パラクロムヒゲゼンマイ」の搭載など進化し続けているロレックスのムーブメントですが今回は従来の定番ムーブメントCal.3135について詳しく見ていきたいと思います。
Cal.3130から大幅に改良されたCal.3135は発表から30年以上経過した現在も時計業界では最高品質のムーブメントと高い評価を受けています。
このCal.3135は旧モデルのデイトジャスト、サブマリーナー、シードゥエラー、ヨットマスター、オイスターパーペチュアルデイトなど多くの機種に搭載されています。
「高い精度と強い耐久性」
ロレックスの時計は量産型の時計ながら外見のみならず中身の凄さに定評があります。その凄さは一言で表すとまさに「高い精度と強い耐久性」、これではないでしょうか。
Cal.3135の高い精度はここがポイント!
①巻き上げヒゲゼンマイ
時計の心臓部とも言われるテンプ。それを動かすゼンマイ。多くの時計メーカーの量産機に採用されている平ヒゲゼンマイに対してロレックスの多くのモデルに採用されている巻き上げヒゲゼンマイ。ロレックスの高い精度はこの巻き上げヒゲゼンマイにあると言われています。
ヒゲゼンマイはテンプと呼ばれる部品を動かしています。
金色の輪っか状になっているのがテンプです。
シーソーのように動くテンプ。このテンプをどれだけ左右均等に動かすことができるかが高い精度を生み出す最大のポイントでありそれを高いレベルで可能にしているのがこの巻き上げヒゲゼンマイということになります。
②マイクロステラナット(フリースプラング)
ロレックスは以前よりフリースプラングを採用しています。フリースプラングとは直接ヒゲゼンマイを触らない機構を持つ調速機のことを言います。直接ゼンマイに触れずに時計の進み、遅れを調整できる非常に画期的な装置です。
Cal.3135の強い耐久性はここがポイント!
①ツインブリッジ
テンプへの衝撃は時計にとって悪い影響をもたらします。ツインブリッジはテンプを左右からしっかり支えることで衝撃から守る役割を担っています。
②キフショック
衝撃からテンプを守る耐震装置であるキフショックを採用しています。
③レッドアルマイト処理
ロレックスのムーブメントで目にする2つの赤い歯車。これはリバーシングホイールと言います。自動巻き式の時計は腕の動きに反応して動くローターが回り、ゼンマイが巻き上がる仕組みになっています。そのローターの動きをゼンマイに伝える働きをしているのが2つの赤い歯車、リバーシングホイールです。腕の動きに連動して動く歯車ですから長時間の使用で摩耗が生じます。この摩耗を軽減しているのがリバーシングホイールに施されているレッドアルマイト処理になります。アルミニウムに施す陽極酸化処理をアルマイトといい着色可能なこの処理をロレックスは赤色で行っています。酸を張ることで摩耗を軽減するこの手間のかかりそうな処理を量産時計に採用するロレックス。さすがですね。
④人工ルビー
ロレックスCal.3135には31石の人工ルビーが使用されています。この人工ルビーは基本的に歯車の軸部分に見ることが出来ます。回り続ける歯車の接地面に人工ルビーを使用することで接地面の摩耗を防いでいます。ルビーの硬度はダイアモンドに次ぐモース硬度9の素材です。
いかがでしたでしょうか。
以上、ロレックスが誇る高い精度と強い耐久性について書いてみました。
ロレックスは量産される時計でありながら中身のあらゆる機械、パーツにコストがかけられていますね。
では、最後にロレックスの見えないところに光るこちらの技法で今回締めさせていただきます。
【ペラルージュ装飾技法】
魚の鱗のような、あるいは円が重なっているような模様のペラルージュ装飾技法。この技法はかなりの手間がかけられています。このペラルージュ装飾があるのと無いのとではムーブメントの印象が全く異なります。見えないところにさりげなく光る職人芸。実に美しくずっと見ていられるほどです。
今回はロレックスの持つ精度と耐久性についてのお話しでした。
定期的なオーバーホールを行えば快適な状態で使い続けることができるロレックスの時計。
ロレックスが世界中から絶大な支持を得られている理由の一つはここにありました。
時計が丈夫で長持ちであることはユーザーにとって最も望むことの一つであることは間違いありません。
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