円町店でカルヴァドス(リンゴ原料のブランデー)を買取させていただきました!
トーカイ円町店では洋酒(ブランデーやウイスキー)だけでなく、国産ウイスキー、そして中国酒なども買取させていただいております。
1点1点丁寧に査定させていただきますので、ぜひ一度お持ちください。
みなさまこんにちは、チケット&ブランドリサイクルトーカイ円町店の小島です。
世の中には容器の口よりも大きなものが中に入っていて、
「これ、どうやって中に入れているんだろう?」って思うものがありますよね。
私の世代だとその最たるものがラムネの瓶に入っているビー玉だったりします。
謎が分かれば、「あぁ、なるほど」という感じなのですけどね。
そうかと思えばボトルシップのように、タネも仕掛けもなく、ガチで組み立てているものもあったり。
今回はそんな、「これ、どうやって中に入れているんだろう?」という商品のご紹介です。
それでは早速見ていきましょう。
この記事の目次
1.本日の買取商品と買取価格
2.査定のポイント
3.なぜ中古のお酒が買取出来るのか
4.高く買取してもらうには
5.買取の際に必要なものは?
6.どんなところで査定するの?
1.本日の買取商品と買取価格
【本日の買取商品】
区分:ブランデー(カルヴァドス)
銘柄:フェルミカルヴァ オルダージュ
容量:600ml
アルコール度数:40度
付属品:木箱
状態:Bランク(弊社基準)
買取価格:ASK円
ブランデーは果実酒からつくった蒸留酒の総称ですが、
その大半はぶどうが原料となっています。
ブランデーの語源がオランダ語の「焼いたワイン」を意味する brandewijn からきていることからも
ぶどうのイメージが強いと思います。
これに対して、今回買い取りさせていただいた商品は「カルヴァドス」とよばれる
フランスのノルマンディー地方で造られる、リンゴを原料とする蒸留酒です。
ブランデーにおけるコニャックと同様、
この地方で造られた蒸留酒のみカルヴァドスの名を名乗ることができるようで、
それ以外の地域で造られたリンゴを原料とする蒸留酒は「アップルブランデー」となります。
今回ご紹介させていただいている「フェルミカルヴァ オルダージュ」の特徴は何といっても
このように、リンゴの果実がそのままボトルに入っているということですね。
ボトルのキャップ部分の大きさはこれよりも細いのに。
これ、どうやって入れたかというと、
リンゴの実がまだ小さい内に空瓶の口から通し、瓶を木の枝に直接くくりつけるんです。
リンゴの木自体はしっかり光合成でき、栄養分はいきわたりますので、瓶の中でリンゴ成長していきます。
リンゴが成熟したときに瓶と一緒に木から切り離すという寸法ですね。
リンゴを切って中で組み立てたとか、
元々切り離されていたボトルを後でくっつけたとかそういうことではないんです。
こうやって成長したリンゴに、アルコール度数がある程度高いカルヴァドスを注ぎ入れて、アルコールに浸していくという工程を数回行ってこの商品は完成します。
非常に手間暇かかる商品ということですね。
このようなカルヴァドスのことを、ポム・プリゾニエール (La Pomme Prisonnière) 」(閉じ込められた林檎)と呼びます。
ちなみに、正面のラベルはこんな感じになっており、
HORS D’AGE (オル・ダージュ)とはブランデーの等級のことになります。
「オル・ダージュ」には「歳を超えた」「年齢がわからない程古い」という意味があり、
ブランデーの種類にもよりますが、熟成年数10年以上の原酒を使用しているころが基準になっている銘柄もあります。
2.査定のポイント
酒類の査定の際は開封されているか否かをまず確認いたします。
この開封されているか否かは、実際に開封されているか否かではなく、第三者が見てもそれを判断できるかが弊社の基準になります。
具体的にはトップラベルが経年劣化で割れていたり取れていたり、
または、液漏れなどが見受けられるものは買取対象とならない場合がございます。
今回お持ちいただきました商品は
フィルムの劣化もなく、未開封であることは確認ができます。
この口径からしてもリンゴを入れられるわけないですねw
ボトル自体の傷などはほとんどなく、ラベルにも剥がれやシミなどの劣化もありませんでした。
洋酒の査定の際は、他にオリの確認などもするのですが。。。
オリに混じってリンゴの果梗((かこう)=てっぺんの茎のようなところ)が溶け出ている感じですね。
また、付属品の有無も確認します。
今回は木箱を一緒にお持ちいただきました。
商品の市場価格から鑑みると、査定額に大きく影響するものではありませんが、
外部からの傷を防いだという点ではよかったかと思います。
以上のようなポイントを踏まえ、総合的に弊社の中古品ランクでBランクと判断させていただき、
買い取りさせていただきました。
貴重な商品をお譲りくださりありがとうございます。
3.なぜ中古のお酒が買取出来るのか
今回買い取りさせていただいた「フェルミカルヴァ オルダージュ」をはじめ、
蒸留酒であるブランデーやウイスキーはアルコール度数が40度以上あります。
このため腐敗の原因である細菌や微生物による成分の分解が起きず賞味期限というものが設定されていません。
ただし、これは未開封であればの話で、一度開栓したり、液漏れなどで空気に触れたりするとそこから徐々に腐敗が進んでいく場合があります。
このため、未開栓と証明できるもののみ買い取りができるのです。
また、古くから製造されているものは現在終売となっているもの、
製造はされているが製法が変わったもの、熟成期間の基準が変わったもの・・・
など、様々な理由でもう手に入らないことが多くあります。
そういう時にあの当時の味わいを。。。となると
こういった中古の古酒が日の目を見ることになるわけですね。
余談ですが
このカルヴァドスの瓶の中のリンゴ、飲み終わった後にそのまま捨てられる方もいらっしゃるようですが、
もちろん食すことも可能なようです。
ちなみにこのリンゴも賞味期限などはなく食べられるそうですが、
味よりもどちらかというと香りづけのためなので、おいしくはないようですw
通はジャムにしたりするそうですね。
心とお金に余裕が出来たら私も試してみたいと思います。
入れるのは何ヶ月もかけるほど大きな手間ですが、
出して食すだけなら、口から細いもので切り刻むなどすれば取り出せますね。
リンゴの形のまま取り出すには瓶を割るか切断するしかないような気がします。
4.高く買取してもらうには
・最低限の掃除をする
ボトルの状態をきれいにしておくことで、バイヤーの印象も変わります。
とはいえ、過度に掃除をしてしまうとラベルをはがしてしまったり、キャップのフィルムがはがれてしまったり、ボトルに傷をつけてしまうことにもなりかねません。
最低限ホコリをはらったり軽い拭き掃除をしていたければと思います。
・付属品もできるだけ一緒に持ってくる
付属品の有無も査定額アップにつながる場合があります。
高額な酒類ですとその付属品自体の現存数が少ないこともあり、大きくアップすることもありますが、
逆に安価な酒類の場合はあってもなくても変わらないこともあります。
とはいえ、どれが高価か安価かも分からないという方もおられると思いますので、基本的には一緒にお持ちください。
・売るとなれば早めに持ってくる
酒類の買い取りをお考えの場合は、できるだけ早くお売りになることをおススメします。
蒸発や、キャップの劣化・破損による液漏れなどから開栓していないにもかかわらず内容量が減少し液面が低下してしまったり、
冷暗所で保管していなかったりすると劣化して変色が進んだり、澱が出てしまったりします。
こうなると当然減額対象となりますので、劣化する前にお持ちいただいた方がよいですね。
5.買取の際に必要なものは?
貴金属、ブランド品、洋酒などのリユース商品の買い取りの際には身分証明書が必要になります。
弊社の社内規定により身分証明書として有効なものは
・運転免許証
・健康保険証
・パスポート
・写真付住民基本台帳カード
・国民年金手帳
・身体障害者手帳
・在留カード
・敬老乗車証
などとなります。
これらは初回だけでなく、毎回必要になります。
注意点としては、【マイナンバーカードおよびその通知カードは身分証明書として有効でない】ということです。
また、【未成年の方からのお買い取りも行っておりません】。
以上、2点にご注意ください。
※ただし200万円以上の金やプラチナ地金、金貨などをお売りいただく場合はマイナンバーカードが必要になります。
6.どんなところで査定するの?
円町店は西大路通りと丸太町通りの交差点の北東角に面している路面店となっています。
このため一見査定ができる場所がないように見えますが、実は2階に↓のような専用ブースを構えており、
プライバシーにも配慮した作りになっております。
2名様まで座ることができ、ゆっくりおくつろぎいただける空間となっておりますのでご安心ください。
有料とはなりますが、近くに駐車場もございます。
洋酒は重いので、車で持ち込まれる場合などもあろうかと思いますが、
そのときは駐車場料金は一部負担させていただきます。
また、よろしければ当店の他の買取事例や全店の洋酒の買取事例もご確認くださいませ。
トーカイでは昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
このような取り組みを徹底して行っております。
感染者数がまた急増している状況ではございますが、ご安心くださいませ。
それでは、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。