タグ・ホイヤー S/elシリーズ お買取りしました【北大路ビブレ2階】
皆さま、こんにちは。
買取専門店トーカイ北大路ビブレ店より辻村です。
トーカイでは、様々なブランド時計をお買取させていただいております。
査定は1点より無料、お見積もりのみでも大歓迎です。
お気軽にご相談ください。
今回お買取させていただいたのは、“クロノグラフの名門”タグ・ホイヤーのヴィンテージモデル【S/el(セル)】です。
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ブランド名 TAG Heuer(タグ・ホイヤー)
モデル名 S/el プロフェッショナル200
品番 S94.015
素材 ステンレススチール
ムーブメント クォーツ(クオーツ)
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TAG Heuer(タグ・ホイヤー)は、世界的に有名なスイスの高級時計メーカーです。
“クロノグラフ(※)の名門”と呼ばれる同ブランドは、1860年にドイツ系スイス人のエドワード・ホイヤーが設立した「エドワード・ホイヤー・ウォッチ」から始まります。
(※クロノグラフ:ストップウォッチ機能を備えた懐中時計または腕時計のこと)
創業当初は懐中時計を主に製造し、その後は鍵を使わないリューズによる巻き上げ機構や『振動ピニオン』で特許を取得したり、世界初のストップウォッチ『マイクログラフ』を開発したりと、次々と革新を続けていきます。
しかし、1969年に日本の代表的な時計メーカーSEIKO(セイコー)からクォーツ腕時計【アストロン】の発表をきっかけに、機械式腕時計を主に製造販売していたスイスの時計業界は大打撃を受けました。
クォーツ腕時計は機械式腕時計に比べてより精度が高い上に、製造コストが少ないので安価に手に入りやすいという特徴があり、瞬く間に世界へ普及していき、機械式の需要が低迷する事態に陥りました。
タグ・ホイヤーも《クォーツショック》によって経営難になりましたが、1985年にマクラーレンの大株主であり現在テクニーク・ダバンギャルド(TAG)を率いているマンスール・オジェ氏による資金援助を受けることで危機を脱します。
TAGの傘下へ入ったことをきっかけに、社名を「タグ・ホイヤー」へと変更します。
なお現在は、社名はそのままですが、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)の傘下に入っています(1999年~)。
代表的なタグ・ホイヤー製品は、【リンク】【カレラ】【アクアレーサー】【モナコ】【フォーミュラー1】などです。
【S/el(セル)】は、TAG傘下になった新体制のもとで1987年に誕生したモデルです。
搭載ムーブメントはクォーツ式が主流ですが、【S/el オートマティック200(S87.006E)】や【S/el クロノメーター200(WG5114)】など一部機械式モデルも存在します。
【S/el】は、タグ・ホイヤーとも絆が深く、かつて“音速の貴公子”と呼ばれた有名なF1レーサーであるアイルトン・セナ氏が愛用していたこともあり、タグ・ホイヤーを代表するシリーズのひとつになっています。
しかし、1999年に【リンク】を後継モデルとしてシリーズ廃止になってしまったため、今では中古市場にのみ流通するモデルです。
【S/el】は「Sports&elegance」の短縮形です。
“人間の背骨”を彷彿とさせる、S型の駒を組み合わせた斬新かつ独創的な形状のブレスレットが採用されています。
かっこいいですよね。
機能面は以下の通りです。
・デイト表示
・200m防水(ダイビングなど水深200mまでの潜水に耐えられる)
・逆回転防止機能付き回転ベゼル(潜水時に誤ってベゼルが回転しないように)
・サファイアガラス製風防(傷に強く耐久性が高い、高級時計の一般的な風防)
・蛍光塗料(指針やインデックス(アワーマーク)に塗られており、時計の視認性を上げるのに効果的) など
今回お持ちいただいた【S/el プロフェッショナル200(S94.015)】には、蛍光塗料として、1990年代後半まで広く使われていたトリチウムという発光素材が採用されています。
ブラックライトを当てるとこのような形に力強く光ります。
しかし、蓄光が弱いため、数分置いただけですぐに光り方が薄くなります。
文字盤の下部にある「T SWISS MADE T」の「T」が「トリチウム(tritium)」を指すと考えられています。
なお、1999年頃からはトリチウムからルミノバ(太陽光や照明などの明かりを吸収、備蓄して暗所で長時間光を放つことができる)へ移行したため、現在腕時計の蛍光塗料としてトリチウムが採用されることはほぼなくなっています。
今回お持ちいただいた【S/el プロフェッショナル200(S94.015)】で確認させていただいたのは、
・モデル情報
・風防の傷の有無
・全体的な使用感、ベルトの伸び具合
・動作状況、カレンダーの切り替えが出来るか
・付属品の有無 など
まずモデル情報ですが、タグ・ホイヤーは本体の裏蓋部分に刻印されています。
中央ロゴの下に記載されている【S94.015】が品番であり、この英数字をウェブ検索すると同一モデルがヒットします。
腕時計の査定で大事なポイントとなる箇所の一つが、風防です。
何よりも腕時計の顔ですし、風防にダメージがあると時刻を読み取るのに支障が出る(見えづらい/見えない)場合があるため、念入りにチェックさせていただきます。
【S/el プロフェッショナル200(S94.015)】の風防に用いられているサファイアガラスは、硬度が高い素材であり、傷が付きにくいのが特徴ですが、100%付かないというわけではなく、端の方が割れたり欠けたりすることもあります。
また、傷がついても硬度が高いために磨くことが出来ず、一度気になる傷が付いてしまうと風防の交換修理となりますが、高価な素材ですのでそれなりに費用がかかってしまいます。
そのため風防に傷がある状態、割れ欠けがある状態は、大幅な減額ポイントとなります。
今回お持ちいただいた商品に関しては、この点について問題はありませんでした。
商品状態については、ご購入から長い年月、電池交換を繰り返しながら愛用されてこられたそうで、ブレスレットやベゼル部分などに打撃痕、傷、変色が見受けられます。
また、動作状況は『動作未確認(現状不動)』の状態でした。
クォーツ腕時計の動力源は、小さな水晶が使われた水晶振動子(クォーツ=水晶)と電池です。
数年前までは電池交換をして動いていたと仰っていたので、電池寿命が切れている状態だと思われますが、この場では電池交換をした後に動くかどうかという保証がなく、ムーブメントの故障により針が止まっている可能性もあります。
さらに、電池交換しないまま長期間放置してしまうと、電池の中にあるアルカリ液が時計の回路に流れ込んで故障の原因になることもあります。
そのため動作未確認の状態は大幅な減額ポイントとなります。
しかし、タグ・ホイヤーを含みロレックスやオメガなどのハイブランド時計であれば、お買取させていただける場合が多いです。
今回お持ちいただいた【S/el プロフェッショナル200(S94.015)】も、ヴィンテージモデルとして動作未確認の状態でも中古市場で需要があるものでしたので、お買取りさせていただくことができました。
「長い間使ってきたので、傷が多いけど売れるかな」
「針が止まってるけど売れるのかな」
お悩みのブランド時計も、お気軽にご相談ください。
ご成約いただきました際は、当社規定の身分証明書が必須となります。
なお、身分証明書は毎回のご提示をお願いしておりますので、2回目以降のご利用時もお忘れなくお持ちください。
・運転免許証
・健康保険証(住所の記載があるもの)
・パスポート(2020年2月4日以降に申請されたものは不可)
・在留カード
・住民基本台帳カード
・敬老乗車証
・身体障害者手帳 など
※マイナンバーカードは不可です
未成年の方からのお買取りはいたしかねます。
買取専門店トーカイ北大路ビブレ店は、北大路ビブレ館内2階にございます。
各交通機関から当店までのアクセスは【コチラ】からご確認いただけます。
査定ブースの様子です。
お客様の大切なお品物は、こちらで査定させていただきます。
▼感染症対策について
昨今の感染症対策として、当店では下記のことに取り組んでおります。
✔ 従業員のマスク着用、手洗い・手指の消毒
✔ 従業員の出社前検温、体調管理
✔ 机・椅子・計器類等のアルコールふきとり
✔ 従業員の査定用手袋着用
✔ 飛沫予防シートの設置
✔ お客様用手指消毒用アルコールの設置 など
従業員一同、引き続きお客様に安心・安全にご来店いただけるよう努めてまいります。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。