2022年04月30日

カルティエのサントスガルベSM W20054D6をお買取りさせていただきました【京都駅前店】

みなさまこんにちは。

チケット&ブランドリサイクルトーカイ京都駅前店の坪井です。

 

今回ご紹介させていただきますお買取り商品です。

 

ブランド:カルティエ

商品名:サントスガルベSM

型番:W20054D6

材質:ステンレススティール

文字盤:シルバー

ムーブメント:オートマティック

ケースサイズ:直径約24mm(リューズ含まず)

付属品:純正BOX、保証書

 

【商品について】

ジュエリーメーカーのイメージが強いカルティエの創業は1847年。モデル名でありますサントスの名の由来は三代目ルイ・カルティエが飛行士でもある友人のアルベルト・サントス・デュモンから「飛行中に操縦桿から手を離さなくても時刻を確認できる時計を」と依頼されたことにあります。そして1940年に誕生したサントスは今もなおカルティエのフラグシップモデルとして絶大な支持を受けています。

カルティエのサントスで個人的に印象深いのがギョーシェ模様が施されたシルバーのダイアル、鮮やかなブルースチール針です。

高級時計に施されるギョーシェ彫りは18世紀にアブラアン・ルイ・ブレゲによって考案された繊細な装飾、及び技法です。見た目の美しさはもちろんですが、光の反射を抑え視認性を向上させる役割も持ち実用性を兼ね備えた装飾です。

次にブルースチール針です。こちらも色鮮やかなブルーは見た目の美しさに思わず見とれてしまうほど。このブルースチールは着色によるものではなく、【ブルーイング=スチールパーツの青焼き】のことで鉄の表面を熱の温度によって変化することを利用した加工法になります。こちらも見た目の美しさと腐食防止効果という実用面を持ち合わせた加工技術になります。

 

 

 

 

 

それでは査定の流れを見ていきましょう。

 

【査定の流れ】

(think)①外装の確認

購入は2002年とのことでした。20年以上経過している商品らしく使用感は強めです。特にポリッシュ仕上げのケース部分はキズが目立ちやすいです。写真では小さいながら打痕キズも確認できます。

 

リューズを回してみたところとても固い状態です。

時刻、カレンダーの調整などで操作をするリューズですが、稀にお持ち込みいただいた時計で回らない、または固いなどの症状が見られるケースがあります。

原因は様々で、内部の埃、油による汚れや経年変化等によるパッキンの劣化、リューズ内部の錆びなどが挙げられます。

外観からの判断は難しく状況によりますが分解して注油が必要な状態であるケースもあります。

 

 

(think)②精度の確認

タイムグラファーを使用してお持ち込みいただいた時計の精度を測ります。タイムグラファーは歩度測定器とも呼ばれテンプの音をマイクで拾い歩度を測定する機械です。

日差、振り角、片振りを見ます。

 

お持ち込みいただきましたカルティエのサントスガルベSMのテンプの振り、日差はオーバーホールが必要な状態でした。

 

日差:画面左上に表示されている「-076秒」は時計本体の一日あたりの進み遅れの度合いを表しています。電池を使用しない機械式時計ではどうしても一日あたりの数秒の誤差は生じます。

クロノメーター規格という高水準の検査を通過する時計については通過基準が-4秒から+6秒です。-10秒~+20秒の誤差は許容範囲とされている機械式時計。今回お持ちいただいたサントスガルベSMは日差-70秒~-92秒でした。

 

振り角:振り角は時計の心臓部でありますテンプの振り幅でテンプが振れる角度です。この片振り幅の角度は270度~320度ぐらいがベストとされています。お持ちいただいたサントスガルベSMの振り角は140度の表示です。少し元気がない状態ですね。

 

片振り:表示は0.9msです。テンプの振動する中心位置からのズレを表示します。一般的には0.0ms~0.2msが良い状態とされています。

 

拘束角はテンプがアンクルを動かす時のテンプの角度、28,800の振動数は毎時28,800振動を表し1秒間に8振動を意味します。

 

 

(think)③オーバーホール歴の有無

ここ数年でのオーバーホール歴は無しとのことでした。

人が定期的に健康診断を受診するように時計にも定期的なメンテナンスが必要です。査定時にオーバーホールの履歴をお客様にお伺いさせていただくことは時計本体の状態を知る上でとても重要です。

メーカーによるオーバーホール履歴がわかる修理明細などがございましたらぜひ一緒にお持ちください。

 

(think)④付属品の有無

今回お持ちいただきましたはカルティエのサントスガルベSMは純正BOX、保証書、あまりゴマが付属していました。

腕時計の付属品はブランド、モデルによってさまざまです。箱、保証書、あまりゴマ、取扱説明書、クロノメータータグ、COSC証明書、限定証明書などなど…。

数ある付属品の中で一番重要になるのが保証書です。保証書に記載してあります情報にはさまざまあり、ブランドによって記載内容は異なりますが購入者、購入年月日、購入店舗、シリアルナンバーなどが記してあります。その個体自体を表す血統書的役割を担う保証書の存在は大きいものとなります。ブランドによっては保証書の有無でお買取り金額が数万~数十万変わる場合もございます。

お持ち込みの前に付属品のチェックをぜひお願いします。

 

【今回の査定結果】

お持ちいただきましたカルティエのサントスガルベSMは要オーバーホール、付属品有りでの査定となりました。

今回の査定では、マイナス要素のあります外装、機械の状態に純正BOX、保証書、あまりゴマなどの付属品が揃っていることをプラス要素の価値としてお付けさせていただきました。

上記の内容を踏まえまして、

今回お買取り価格を55,000円とさせていただき、ご成約となりました。※2022年4月30日現在の価格です。

 

【査定に必要なものは?】

お買取り価格にご納得いただきましたら、弊社指定の身分証明書をご提示いただきます。

弊社指定の身分証明書は以下の通りとなります。

・運転免許証

・運転経歴証明書

・各種健康保険証(現住所の記載があるもの)

・パスポート(2020年2月4日以前に申請のもの)

・写真付き住民基本台帳カード

・身体障がい者手帳

・在留カード(消費税法により資産用地金ご売却の際は不可)

・特別永住者証明書

・敬老乗車証

上記いずれかの身分証明書をご提示ください。弊社指定の買取伝票に、お名前、ご住所、生年月日、お電話番号、ご職業をご記入いただきお買取り成立となります。

 

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「お買い換えで不要になったブランド時計」などがございましたらぜひ一度お近くのトーカイにご相談ください。

査定はもちろん無料です♪お気軽にお越しください。

バイヤー一同みなさまのご来店をお待ちしております。

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