ロレックスのデイトジャスト 6917 をお買取りさせていただきました【京都駅前店】
みなさまこんにちは。
チケット&ブランドリサイクルトーカイ京都駅前店の坪井です。
現在、機械式時計はユーザーの要求に応えるべく、各時計メーカーの製造技術による精度追求により実用性は高まる一方です。
しかし、腕時計誕生の時代に目を向けてみると元々腕時計は富豪、貴族などが身に着ける贅沢品であったわけです。
今回お持ちいただいたロレックスのデイトジャストはその名残が感じられるモデルです。今から40年以上前のモデルになりますが、高級感溢れる佇まいに圧倒されますね。
いつまでも変わらないデザイン。王道のデイトジャストのハイクラスモデルです。
それではいってみましょう。
今回ご紹介させていただきますお買取り商品です。
ブランド:ロレックス
商品名:デイトジャスト
型番:6917
材質:イエローゴールド
文字盤:シャンパン
ムーブメント:オートマティック Cal.2030
ケースサイズ:直径約26mm(リューズ含まず)
付属品:無し
【商品について】
ロレックスの定番モデルでありますデイトジャスト。今回お買取りさせていただきましたのはケースとブレスレットに18Kイエローゴールドが使用されたハイクラスモデルです。金無垢素材モデル特有のプレジデントブレス、デイトジャストといえば!のフルーテッドベゼルを備えた仕様は高級感溢れるラグジュアリーウォッチとして圧倒的な存在感を放ちます。また、堅牢かつ高い防水性を誇る「オイスターケース」、両方向に回転するローターを備えた自動巻き機構「パーペチュアル」、午前0時付近で日付が瞬時に切り替わる「デイトジャスト機構」はロレックスの三大発明とも言われております。特にデイトジャストはベゼル、ダイアルに豊富なバリエーションがあることから幅広い層から支持を得ている人気モデルで、今回はケース、ブレスに金素材を使ったシャンパンゴールド文字盤のモデルです。今回お持ちいただきましたデイトジャストはシリアルナンバーから1980年~1981年に製造されてモデルとなり、6917の特徴は風防に強化プラスチックを使用している点で後継の69178よりサファイアクリスタル風防へと変更になりました。
それでは査定の流れを見ていきましょう。
【査定の流れ】
①外装の確認
まず、一番キズが付きやすいのがベゼルです。
金素材は柔らかいことが特徴の為、打痕、擦り傷が付きやすく写真を拡大するとそれがよくわかります。
また風防のキズ、欠け、針の腐食が見られました。40年以上前の時計でずっと通常使用されていればこれは仕方がありません。
リューズ操作はスムーズに行うことができカレンダーの切り替えも問題ありません。
※時刻、カレンダーの調整などで操作をするリューズですが、稀にお持ち込みいただいた時計で回らない、または固いなどの症状が見られるケースがあります。
原因は様々で、内部の埃、油による汚れや経年変化等によるパッキンの劣化、リューズ内部の錆びなどが挙げられます。
外観からの判断は難しく状況によりますが分解して注油が必要な状態であるケースもあります。
②精度の確認
タイムグラファーを使用してお持ち込みいただいた時計の精度を測ります。タイムグラファーは歩度測定器とも呼ばれテンプの音をマイクで拾い歩度を測定する機械です。
日差、振り角、片振りを見ます。
お持ち込みいただきましたデイトジャスト6917のテンプの振り、日差は許容範囲内でした。
日差:画面左上に表示されている「+003秒」は時計本体の一日あたりの進み遅れの度合いを表しています。電池を使用しない機械式時計ではどうしても一日あたりの数秒の誤差は生じます。
クロノメーター規格という高水準の検査を通過する時計については通過基準が-4秒から+6秒です。-10秒~+20秒の誤差は許容範囲とされている機械式時計。今回お持ちいただいたデイトジャストは日差0秒~+3秒でした。
振り角:振り角は時計の心臓部でありますテンプの振り幅でテンプが振れる角度です。この片振り幅の角度は270度~320度ぐらいがベストとされています。お持ちいただいたデイトジャスト6917の振り角は271度の表示です。元気な状態ですね。
片振り:表示は0.3msです。テンプの振動する中心位置からのズレを表示します。一般的には0.0ms~0.2msが良い状態とされています。
拘束角はテンプがアンクルを動かす時のテンプの角度、28,800の振動数は毎時28,800振動を表し1秒間に8振動を意味します。
③オーバーホール歴の有無
ここ数年でのオーバーホール歴は無しとのことでした。
人が定期的に健康診断を受診するように時計にも定期的なメンテナンスが必要です。査定時にオーバーホールの履歴をお客様にお伺いさせていただくことは時計本体の状態を知る上でとても重要です。
メーカーによるオーバーホール履歴がわかる修理明細などがございましたらぜひ一緒にお持ちください。
④付属品の有無
今回お持ちいただきましたロレックス デイトジャスト Ref.6917は付属品が無く本体のみでした。
腕時計の付属品はブランド、モデルによってさまざまです。箱、保証書、あまりゴマ、取扱説明書、クロノメータータグ、COSC証明書、限定証明書などなど…。
数ある付属品の中で一番重要になるのが保証書です。保証書に記載してあります情報にはさまざまあり、ブランドによって記載内容は異なりますが購入者、購入年月日、購入店舗、シリアルナンバーなどが記してあります。その個体自体を表す血統書的役割を担う保証書の存在は大きいものとなります。ブランドによっては保証書の有無でお買取り金額が数万~数十万変わる場合もございます。
お持ち込みの前に付属品のチェックをぜひお願いします。
【今回の査定結果】
お持ちいただきましたロレックス デイトジャスト Ref.6917はオーバーホール履歴無し、付属品の無い本体のみでの査定となりました。
ですが、決してマイナス要素ばかりではなくプラス要素もございます。今回の査定では機械の状態が良好な点がプラスポイントです。さすがロレックスです。
上記の内容を踏まえまして、
今回お買取り価格を350,000円とさせていただき、ご成約となりました。※2022年10月31日現在の価格です。
【査定に必要なものは?】
お買取り価格にご納得いただきましたら、弊社指定の身分証明書をご提示いただきます。
弊社指定の身分証明書は以下の通りとなります。
・運転免許証
・運転経歴証明書
・各種健康保険証(現住所の記載があるもの)
・パスポート(2020年2月4日以前に申請のもの)
・写真付き住民基本台帳カード
・身体障がい者手帳
・在留カード(消費税法により資産用地金ご売却の際は不可)
・特別永住者証明書
・敬老乗車証
上記いずれかの身分証明書をご提示ください。弊社指定の買取伝票に、お名前、ご住所、生年月日、お電話番号、ご職業をご記入いただきお買取り成立となります。
「使わないまま、しまったままのブランド時計」、
「お買い換えで不要になったブランド時計」などがございましたらぜひ一度お近くのトーカイにご相談ください。
査定はもちろん無料です♪お気軽にお越しください。
バイヤー一同みなさまのご来店をお待ちしております。